私はお前の世話をしに来たわけではない

私は所謂同人サークルをやっている腐女子だ。
ジャンルもサークルも大きくはないが楽しく活動している。
周りの友達やフォロワーのことは好きだ。
ここまで聞いたら特に問題なく活動しているように思えるんだと思う。

しかし、最近久々にタイトルである「私はお前の世話をしに来たわけではない」と思ってしまったので、書こうと思い立った。

私は普段一人で同人活動している。自分で書いて自分で頒布する。そうなると余るものがある。それがサークルチケットだ。イベントや主催会社にもよるが大体が三枚送られてくる。一人で活動している私はあとの二枚が余ることになる。その二枚はサークル主である私に委ねられる。破棄するでもいいのだが、私の周りの所謂買い専の友達や他のサークルでサークルチケットが足りないと言っている友達に渡すことがある。その際に必ず「転売はするな」、買い専の子には「途中一時間くらい売り子してくれたらうれしい」と言う。
大体、ここで意見が食い違うようだ。事前に会えず当日朝に渡すことも多い。その際、大体は頼んでもいないのに同時に入場する。そして、スペースまで着いてきて「手伝いますよ」と言う。

他の人は知らないがそれが本当に迷惑だ。

なぜ?と思う人も多いかもしれない。親切心じゃんと、こいつ性格悪いなと思うんだろう。しかしとにかく私からしたらとにかく迷惑だ。
私は頒布物の種類が多い。平均で15種類。多いときだと20種類近い頒布物を搬入する。それをなにもわからず、指示しないと動けない人間が触ると考えてほしい。それをそこに置いてと一々指示を出すことがどれ程めんどくさいか考えてほしい。迷惑だからとは言わないものの、手伝いを断ると大体の人間が困ったようにスペースの前に立ち尽くす。そしてこの前は
「じゃあ私は開場まで何をしていたらいいんですか?」
私がこのブログを書こうと思うきっかけになった言葉だ。いやいや、二十代も後半に差し掛かった女だろ。少しでいい、自分で考えてくれ。私はお前の世話をしに来たわけではないんだ。
準備の時間にスペース付近をうろうろするのは防犯の都合上やめてほしいがだからといって、私のスペースの前にもいないでくれ。きっと彼女はどこに行っていいのかわからないんだと思う。だからそうなると「さっき入ったところまで戻って、再入場スタンプを押してもらえば外に出れますよ」と言うのだが、そういうとものすごくビックリした顔をされる。外に出てろと言われると思わなかったんだろう。このときに手伝いをもう一度申し入れられることもある。だから外にベンチあるのでそっちにいたらどうですかと促す。だけど邪魔なんだ。5分前くらいなら準備終わると思うのでその頃に入ったらいいと思うことも教える。しかし、彼女たちはなんだか腑に落ちない顔でいる。
ここで気づいたのは彼女たちは
サークルチケットをもらう=手伝う気できている
部分があるんだと思う。
しかし私は
サークルチケットをあげる=サークルチケットをあげる
だけだ。それ以上でもそれ以下でもない。寒い中並ぶのはしんどいだろうし入っちゃえば?とかそのくらい。別になにも求めていないし、求めるとしても買い物いきたいから売り子を1時間程度してもらえればありがたいなぁ、位だ。なにも求めないのに指示を要求される。仕事を増やされる。本当に勘弁してくれ。


同じ人に言われていらっとしてしまったことはまだあった。それが
「(買い物にいくのに)荷物置いておいて行っていいですか?」
だ。
前記の通り、私は頒布物の種類が多い。ということは机の下には多種の在庫がそこそこの量詰まっていると言うことだ。そして、なんで貴重品は入っていないとは言え人のものを管理しなきゃいけないんだ。置けないと言うとびっくりされた。私はただただ図々しいなと思った。
他の荷物の少ない作家さんになら言ってもいいわけではない。そのお前が置こうとしているスペースは私がお金を出して借りた場所だ。スペースに座っている人は全員そうだ。そうなったときになぜそこをお前が使っていいと思ったのか。サークルの一員にでもなったつもりなのか。サークルチケットを渡しただけで?本の原稿は私が作って印刷費もスペース代も私が出したのに?お前はびた一文出してない、なにもしてないのに?


あと、特になにも(一時間くらい売り子してくれたらうれしいすらも)言ってないのに
「売り子しますよ」
と言うのは私は迷惑です。大半の人はなんで?ってなるんだろうなー。なんでってお金が関わるからだよ。うちのサークルは大きくないと言っても一日で○万程は動く。その売り上げとおつりを「ネットで知り合った友達」(=素性もわからない人)に預けることは少なくとも私はできない。リア友でない限り、友達に頼むときでもその時間までの売上金は回収して、お釣りも少な目に残して出るようにしている。もし、なにかが起こったときのリスクを少なくするためにやっていることで、お互いのためだと思っている。そこまでしている。見ていないから知らないと思うかもしれないが、それほどのリスク管理をしているものを安易に申し出られるのは私は迷惑だ。
そして、だいたいそうやっていってくるやつは「会場内でやることがないから」言ってくる。なんで私がわざわざやることを与えなきゃいけないんだ。やることがなければ帰ればいいのに。


もちろんこちらから売り子等を頼んだ人にはこんなことは思わない。
しかし、「ただサークルチケットをあげただけの人」の世話を私がしなきゃいけないんだ。
私は考えすぎの人間だと思う。だけど不快なものは不快なんだよ。それだけ。